ご挨拶

私たちは、日本の伝統的な木造建築に使われてきた古材の価値を見直し、再利用を促進する活動を行っています。古材には、長年培われた職人技や風格が宿っており、新材では決して再現できない風合いや強度を持っています。しかし、現在の建築業界では新建材の普及や解体の効率化が進み、こうした貴重な古材が十分に活用されずに廃棄されているのが現状です。

私たちは、この状況を改善し、古材が新たな形で生かされる仕組みを築くことを使命としています。古材をリユースすることで、単に環境負荷を軽減するだけでなく、日本の伝統文化や建築技術を次世代へと継承することにもつながります。また、古材の活用は地域経済の活性化にも貢献し、解体業者や職人、設計者、建築家など多くの人々に活躍の場を提供することができます。

私たちの取り組みは、SDGs(持続可能な開発目標)の観点からも非常に重要です。資源の有効活用、廃棄物の削減、持続可能な建築の推進は、環境問題の解決に直結する課題です。古材を未来につなぐことで、私たちはより良い社会の実現に貢献できると確信しています。

これからも、古材の魅力を多くの方々に伝え、実際に活用していただけるよう努めてまいります。皆さまと共に、歴史ある木材に新たな命を吹き込み、持続可能な社会を築いていけることを願っております。引き続き、ご理解とご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

一般社団法人古材リユース推進協会長崎支部
支部長 三末 勇人